一人で頑張らない!介護をひとりで抱え込まないために大切なこと
昨日は仕事をお休みして、義父のお世話に行ってきました。
特養ホームで生活している義父を検査のため病院に連れて行くついでに、外で美味しいものを食べて、久々に自分の家でゆっくりしてもらおうということで、一日付き添ってきたんです。
いや~、天気が良くて助かりました♪
義父も外の空気を吸って楽しく過ごせたみたい、やっぱり息抜きって必要ですよね。
介護はできるだけ家族で分散する
私と姉二人とは仲がよく、お互いの生活スタイルも理解し合っているので、それぞれができる範囲で協力しています。
平日は専業主婦の姉が、週末は私が、隔週で働く姉はそれ以外の日というように、ひとりに集中しないようにしているんですね。
一昔前は、介護は女性がするものという意識が強かったけど、今はそんな時代でじゃないですよね。
確かに女性が負担する部分は多いかもしれませんが、一人だけが抱え込まないように分散することは大事。
今回のような外出も一人じゃなくて、必ず二人で都合をつけて行くようにしているんですよ。
身体の不自由な義父を車に乗せたり下ろしたり、病院で書類を出して手続きしたりって、一人でできないわけではありませんが、それなりに大変です。
二人なら、精神的にゆとりをもってお世話できますし、みんなでおしゃべりしながらの方が楽しいですものね。
お昼には「お義父さん、なにが食べたい?」と聞きながら、ちゃっかり自分が食べたいものも注文したりして(笑)、楽しみながら介護をしています。
もし、身近にそういった身内がいない場合は、介護者同士のコミュニティに参加してみたり、地域で開かれる「認知症カフェ」などに積極的に参加しでみると良いですよ。
介護者同士で溜めている思いを吐き出すだけでも、気持ちが楽になりますよね。
介護を一身に引き受けて家族を助けようと思うあまり、自分を犠牲にして苦しみを抱えていては辛くなってしまいますよね。そんな気持ちで介護されたのでは、介護される方も申し訳ない気持ちになっちゃうんじゃないかな。
「自分がやらなくては・・・」という気持ちを手放す
介護をひとりで抱え込まないためには、手放す勇気も必要だと思います。
どんなに愛情を持っていても、できることは限られているし、期間が長くなれば介護する側にも疲れがでてきてしまいますから。
「できる範囲で、できることをする。」 「できない時はサポートしてくれる施設にお願いする。」
そんな風に割り切って、「自分がすべてやらなくてはいけない」という気持ちを手放すことは、とても大切なんじゃないかな。
介護をしていると、ちょっと誰かに介護を頼んだり、外出を楽しんだりすることに後ろめたさを感じてしまいがちですが、息抜きなしに介護を続けることはできません。
「自分が・・・」という思い込みを捨てて、時には自分を労わってあげるのも大事です。
周りの人に感謝する
介護は長い道のりです。
わが家は早くに義母の介護が始まり、介護歴はもう20年を越えます。
これまで続けてこられたのは、「家族みんなの協力」と「思いやり」があったからなんですよね。
私なんてなんの役にも立っていないと思うけど、ちょっとお手伝いしただけで「ありがとう!」と言ってくれるんですよ。こちらこそ「ありがとう。」なんですけどね。
そんな家族に感謝して、身近な制度も利用して、もっと楽しく軽やかに介護と向きあっていけたらいいなと思っています。