収納は多い方が良い?少ない方が良い?わが家は断然少ない方が良い!
わが家は家を建てる時に、あえて収納を少なくしました。
あるのは、1間の押入れと寝室の壁面クローゼット、階段下の小さな物置だけです。
以前の住まいで、なんでもため込んでしまう夫を見ていたので、「たくさん収納があったら、またなんでも入れてしまうんだろうな・・・」という不安があったからです。
ちょっと少なかったなとも思いますが、結果は正解。
収納に入りきらないモノは当然あふれてきますが、あふれたものが見えることにより積極的に片付けるようになります。
収納が多いと、モノも増える
以前、お片付けサポートに伺ったお客様のお宅には、4LDKの各部屋にクローゼットがあり、廊下には納戸、キッチンにはパントリー、洗面所にも収納棚と、十分すぎるほどの収納スペースがありました。
それでもモノが収まりきれず、キャスター付きの引き出し、本棚、カラーボックスとあらゆる収納用品が置かれ、くつろぐためのスペースを圧迫していたんですね。
ご依頼くださったお客様のお悩みは、「スペースがありすぎて、ついなんでも入れてしまう」「何をどこに入れたかわからなくなってしまう」とのこと。
収納を見せていただくと、いろいろなモノが支離滅裂に詰め込まれ床から天井までギッシリ入っていました。
だから、これ以上は無理だな・・・さらに収納ケースを買ってくるという悪循環だったんですね。
人間は忘れっぽいもの
人間の記憶なんて曖昧なので覚えていたつもりでもすぐ忘れてしまいます。
しかも、悲しいことに歳を重ねるごとにその記憶力は低下していきます。
私も40代後半を過ぎた頃から、「自転車どこに止めたっけ?」「メガネをどこに置いたっけ?」と、ちょっとした物忘れが増えてきました。
急いでキッチンに来て、「あれ、いま何しに来たんだっけ?」なんてこともあります。
おっと!話がそれましたね。。。
モノが多いと覚えきれない
収納がたくさんあると必要ないモノでもとりあえず適当に詰め込んでしまい、いつのまにか奥に何がはいっていたのかわからなくなってしまうんですね。
たとえば、facebookで200人ぐらい友達が増えても、全員の事を覚えているかといえば怪しいですよね。
収納もそう。
納戸の奥に段ボールがあるとわかっていていも、中に何が入っているのか忘れているものです。
開けてみたら引っ越してきたときの段ボールがそのままなんていうことも良くある話。収納があればあるほどモノは増え、記憶は薄れてしまうんですよね。
スペースを使い切ると思わない
収納というと「モノをしまう場所」と思われがちですが、そうではなく「モノを出して使うための場所」です。
中に何が入っているのか管理ができて、使いたいものがすぐに取り出せる状態にしておかなければ意味がないんですね。
ポイントは、「いかに多くのモノをパズルのようにキッチリ収めるか」ではなく、「いかに出しやすく収めるか」です。
せっかくある収納スペースを空けておくのはもったいないと思うかも知れませんが上から下までフルに使わずに、8割ぐらいの収納を目指すと使いやすくなりますよ。
多すぎる収納は少し手を加えて書斎にしたり、趣味のスペースにしてしまうのもオススメです。
わが家は収納を少なめにしたおかげで、本当にしまいたいモノがどれかを吟味するようになりました。
だから、収納は少ない方が断然いい!と思いますよ(^ω^)