なにが違う?「終活」「生前」「老前」整理
まだまだ自分は若いと思っていても細かい文字が見えにくくなったり、なんでもない道で躓いてしまったり、自分でもギョッとすることがよくあります。
「終活」にはちょっと早いけど、「生前整理」「老前整理」はちょっと知っておいた方がいいかしら・・・なんて思うようになりました。
しかし、「終活」「生前」「老前」整理といろいろありますが、それぞれの違いを知っていますか?
いまの自分がやるべき整理はどれなのか?ふと疑問に思ったので、それぞれの違いをまとめました。
終活とは
自分のお葬式やお墓について考えておいたり、財産や相続についての計画を立てたり、事前に身辺整理をしておくということです。
「人生の終わりをより良いものとするため、事前に準備を行うこと」です。 ー暮らし作り 終活よりー
たとえば、エンディングノートに銀行口座や友人知人の連絡先、保険の種類などを書いておくということですね。
終活をすることで、残された家族に迷惑をかける心配がなく、安心して余生を過ごせるというメリットがあります。
生前整理とは
自分の死後と向き合い、遺された人に託す準備をいいます。
遺言書や身の回りの整理などですね。
終活と同様、お葬式をどのように行うのか、遺産をどうするのか遺族のことを考えて決めておく。(エンディングノートの作成も含まれます)
自分が生きている間に、最期を迎えるそのときに備えて整理をすることが「生前整理」なんです。
「あれ?ほとんど終活と同じじゃない?」って思いませんか?
確かに似ていますよね。
あくまで個人的見解ですが、私はこんな違いがあるのでないかなと思います。
「終活」は、自分の気持ちを大事にして整理すること。 「生前整理」は、家族の気持ちを想って整理すること
老前整理とは
そして「生前整理」よりも早い段階で行うのが「老前整理」です。
“老”が付くと、なんとなく老後のイメージですよね?
今よりずーーーーっと年をとってからという感じに捉えがちですが、実は、順番でいうと、
「老前整理」→「生前整理」→「終活」なんですよ。
たとえば、若い頃に買ったけれどしまいっぱなしで使っていない洋服を整理したり、
いただいたモノだから捨てずにしまってあるような瀬戸物を整理したり、
家中に溢れているモノを整理することが「老前整理」なんです。
実家の兄も定年退職後に、独立した子どものモノや納戸に溜まっていた不用品をすべて処分したと言っていました。
すぐに終わるだろうと思っていたら半年もかかったそうです。
それぐらい、家の中には意識していないモノがたくさんあるということなんですよね。
自分が元気で明確な判断ができるうちに、「いまの自分に必要なモノか、不要なモノか?」を見極める、前向きな取り組みが「老前整理」なんですね。
まとめ
「終活」「生前整理」「老前整理」
それぞれ言葉は違いますが、これからの人生に向けて「片づけ」るという意味ではすべて同じです。
これからの生活を楽しむためには、長い年月で溜め込んだ重たい荷物を減らして身軽にしていくことが大事なんですよね。
「そのうちやらなくちゃ・・・」と頭の片隅で気にしている生活ではなく、1日でも多く笑顔でいられる毎日に変えていくことが、後悔しない人生になるのではないかなと思います。
ということで、私が取り組むべき整理は「老前」ということがわかりました。
日々、「いまの自分に必要なモノか、不要なモノか?」を見極めながら過ごしていきたいと思います。