オモチャの整理「本当に子どものために買っていたのかな・・・」
お客様が作業をしながら、ふと口から出る言葉があります。
その言葉には本人にとってすごく大事な気付きがあって、あきらかに今後の行動が変わっていくキッカケになるんです。
今回の作業の中でも、そんな言葉を聞く事ができました。
その気付きとは?
今回のお宅は、それほどおもちゃの数が多いわけではありません。
ボックスに入っているオモチャと、リビングに点在しているオモチャがあるだけです。
ほとんどがパパとママが買ってあげたモノで、アンパンマンのぬいぐるみやおままごとセット、ブロックや乗り物のオモチャなどでした。
片付け作業でボックスに入っているオモチャを出し、ひとつひとつ向き合っていくうちに「本当に子どものために買ってたのかな?」と、ふと呟かれました。
これが、大事な「気付き」なんです。
本当はこんなに必要なかった
モノと向き合うと本当に様々なことに気付き、その後の行動に大きな変化が表れます。
作業を通して、
子どもがいつも遊んでいるオモチャはどれ?
置いてあるだけでほとんど使っていないオモチャはどれ?
すべて区別していく中で、本当に子ども自身が大切にしているモノが見えてきます。
親は、「子どもが喜ぶだろう」と思ってオモチャを買ってきますが、子どもはそれほど興味を示さず出番がないまましまわれていたりしませんか。
まだ新しいのですぐに捨てるわけにもいかず、、、でも、オモチャが欲しいと言われるとまた次のオモチャを買ってくる。。。
この繰り返しで、使われていないオモチャがたくさん溜まっているお家は少なくないのでは?
親の満足感だけで買ってはいけない
子どものためではなく、自己満足のためにオモチャを買ってしまうことはよくあります。
おじいちゃんおばあちゃんが孫が喜ぶだろうとオモチャを次々と買ってくるなんていうのは、まさに自分の存在価値を確かめるためですよね。
親も同じです。
たくさん与えればいいのではなく、子どもが興味を持って夢中で遊べるオモチャがいくつかあれば十分なのではないでしょうか。
整理をすると、どんな傾向のオモチャが好きなのか、これから買ってあげるとしたらどんなオモチャを選べばいいのかといった意識が変わっていきます。
そうすれば、オモチャが溢れることがなくなりますよね。
ふと口から出た「本当に子どものために買っていたのかな・・・」は、そんな気付きを感じた瞬間なのかもしれません。