家じゅうの収納を片付けたい!まずはクローゼットのビフォーアフターから
たっぷり収納があるのに、上手く使えていないとお悩み方は多いですね。
今回ご依頼いただいたお客様も、収納がたくさんあるのにうまく使えずお悩みのようでした。
現状
マンションには床から天井まであるトールキャビネットが7つあります。
クローゼットに限らず、どの収納にもモノがぎゅうぎゅうです。
写真は寝室にある幅80センチのクローゼットで、ママと小さいお子さん2人分の衣類が入っています。
<ビフォー>
プラスチックケースは蓋が閉じないぐらい洋服が入っていて、なにがなにやらさっぱりわかりません。
ママが「何をどうしまえばいいか、まったくわからないんです」とおっしゃるように、とにかく詰め込んであるだけという状態。
これでは、子供の着替えも自分が着たい服も、いつも探し物ばかりしているというのも頷けます。
わけるのが苦手
スペースがあるのに片付かないのはモノが多いということもありますが、そもそも分けるのが苦手なんですね。
たとえば、「ママの服と子供の服」あるいは「アイテム毎」というよう、どういうカテゴリーで分けたら使いやすいかなということを意識してわけるといいんですが・・・
片付けが苦手な人にとって「わける」ことがハードルが高く、片付けが進まない原因になっているんです。
そこで、「ひとつを子ども用のクローゼット」「もうひとつをママ用のクローゼット」にわけて、それぞれに収めてみましょうと提案しました。
これなら2つに分けるだけなので、迷うことなくわけられますよね。
たたむのが苦手
「自分の服を片付けているときにね、子供のモノが次々と出てくるでしょ、そうするとパニックになっちゃうんですよ~」というママは、とっても明るくて背の高い超美人。
性格は大らかで細かいことを気にしないタイプのようで、洋服もたたむよりポンポンと収納に投げ込むのが好きそうです。
いいんです、いいんです、いいんですよ~。
自分に合う方法が一番ラクなんですから、無理してたたむ必要なんてありません。
気を付けて欲しいのは、1スペースに1アイテムと限定すること。
たとえば、1つの引き出しに靴下だけを入れると決めれば、他の洋服とゴチャゴチャにならないので、出し入れがラクになるんです。
今回は他の収納スペースも完了してから最終的に収納用品を購入するので、一旦、家にあった無印のPPケースに数種類のアイテムを一緒に収めました。
わけるって、こういうことね
<アフター>
子供のクローゼットハンガーには子供服だけを掛けたかったのですが、ママの洋服が多くスペースを半分使っています。
下にある無印のPPケースには2人のお子さんの洋服。
写真右側が次男くん、左側が長男くんの洋服にわけています。
クローゼットの中も人別にわけ、さらに、引き出しの中もアイテム毎にわけて、、、
「そーかー、こういう風にわければいいんですね~」と、「わける」の意味を理解してくださったようです。
さて、ふたつ目のクローゼットはというと、、、
半分以上、不要な服だった
<ビフォー>
洋服一枚一枚と向き合って要不要を判断してもらったら、半分以上が不要な洋服でした。
さらに、シーズンオフを別の場所に移動して今着る洋服だけにしてみると、これだけになりました。
<アフター>
まだまだ最終形ではありませんが、かなりスッキリ。
ひとりではどうにもならないと思っていたクローゼットが綺麗になって、「頼んで良かったです~」と喜んでくれました。
次回は廊下にあるキャビネットに着手する予定です。
家じゅうの収納を片付けたい!といっても、一度に全部はできませんからね。
4回の訪問で完了を目指して、お客様と頑張りたいと思います。