「こんなはずじゃなかった」と思っても、しっかりと根を張る努力が大事なんですね
みなさん、これ ↑ 何かわかりますか?
そう!「あけび(木通/アケビ)」です。
スーパーじゃないですよ、今朝、道ばたで見つけたんです!!
地方でも目にするのは珍しい
小さい頃、実家の裏山の少し入ったところで、つるになっているアケビを見たことがありました。
熟してくると中身がパカっと割れて果肉が見えるんですよね。
果肉は透き通ったようなゼリー状の白で、ねっとりした食感です。
食べてみると味は強くはありませんが、ほんのりした甘味が口に広がります。
小さい頃は、おやつ代わりによく食べました。
それが都心で見れるなんて
それがまさか、都心の小さな土のあいだからツルが伸びで、ステンレスの壁を這っているなんで驚きです。
たわわに実っています。
通りを歩いている人たちはあけびに目もくれずスタスタと通り過ぎていく様子を見ると、きっと、都会育ちの人たちにとっては馴染みが薄いものなんだろうなと思います。
私にとっては懐かしくて暫く眺めていると、見知らぬおじいさんが「珍しいよね~、あけびだよ」なんて声を掛けてくれました。
「ほんと、珍しいですよね」とささやかなコミュニケーション。
なんだかほっこりしてきます。
どんな所でも咲く努力を見習わなくちゃ!
あけびだって空気の澄んだ山の中で気持ちよく成長したいのでしょうが、たまたまこの場所に苗を植えられたのか、この場所で生きるしかなかったのでしょうね。
排気ガスや都会のカラスに襲われる危険を乗り越えて、「ここまで成長したのかな・・・」なんて思うと、その強い生命力に感動してしまいます。
以前「置かれた場所で咲きなさい」という本が話題になりましたが、そこに書かれていたことを身をもって教えてくれているようです。
時間の使い方は、そのままいのちの使い方。 置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。 「こんなはずじゃなかった」と思う時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
仕事や家事、育児で忙しい日々を過ごしていると、ふと「こんなはずじゃなかった」と思うことがありますが、そこでできる「咲く」努力をしていくことが、やがて実を結ぶんですよね。
私が今いる場所も、私にとっての「置かれた場所」。
多少の悩みやストレスがあっても、このあけびのように咲く努力を見習わなくちゃと思う朝でした。