ためないブログ

片付けが苦手な方のお手伝いをしています。

【開催レポ】子供部屋が片付かない!思春期の子育てで知っておくと良いこと

子育てをひと通り経験した方なら実感していると思いますが、子供は必ずと言って良いほど親の思い通りには育ちませんよね。

こんなに大事なことを教えているのに、「ワザと逆のことをしてるの?」と思ってしまうようなことを平気でします。

そんな子育てに悩んでいる方も多いのでは?

私が二人の子育てを経験して伝えたいことは、子供の成長は親の思い通りにいかないよっていうことです。

親のやったように育つ

昨日は北区王子にある北とぴあで「整理収納アドバイザー2級認定講座」を開催しました。

講座の合間に子育ての話になり、同年代の受講生の方が「座右の銘にしているんです」という言葉に、妙に納得。

「子供は親の言ったようには育たず、親のやったように育つ」

お子さんの中学校の入学式で校長先生が述べられた言葉なのだとか。

なるほどな~と思いました。

親のしつけが効果を発揮するのは3、4歳ぐらいまで。小学校になると新しい環境の中で様々な刺激を受け価値感が変化していきます。

どんなに親の価値観を伝えても、そこから離れてしまうんですよね、これが「3歳までのしつけが大切」といわれる理由なんですね。

私も「"つ"が付いている間が子供だよ」と先輩ママに教えてもらったことがあります。

ひとつ、ふたつと歳を数えている間は子どもだけれど、九つをすぎて十になったら大人として関わった方がいいよということでした。

つまり、このあたりから「親の頭ごなしの叱り方が通用しなくなる」ということなんです。

思春期の子供の部屋が散らかっていたら

親としてはせっかく与えた子供部屋を片付いた状態で気持ち良く使って欲しいと思うものですが、それを押し付けることはできません。

何故なら「子供は親の言った様には育たず、親がやった様に育つ」からです。

子供にいくら「片付けなさい」と言ったところで、親が散らかしっぱなしでは子供は部屋を片付けませんよね。

でも、家族が集まる部屋を常に片付けて快適にしていれば、子供は片付けられていることが心地いいと感じるようになります。

反抗期にはそれが子供の部屋に反映されなくても、やがて親の行動や癖を受け継いで同じように生活をするようになります。

つまり、思春期の子を持つ親に出来ることは「日々の暮らしを快適にすること」なんです。

子育てはすべて結果

大人になって立派な人間になるのも、困った人間になるのも、それが親の子育ての結果です。

「困った人間になってほしくないから言ってるのよ」という気持ちもわかりますが、なにより親の日々の行動が子供の価値観を決定するんです。

だから、親は常に子供に対して胸を張れるような暮らし方・生き方を見せていくということが、一番大切なのではないのかなと思っています。

口うるさく「子供部屋を片付けなさい!」と言うよりも、自分が片付いた部屋でニコニコしているだけで子供は学んでくれますよ。

次回の講座は11月13日(日)です。

大掃除前に正しい整理の方法を学びに来てくださいね。