やる気はあるのに片付かない・・・成果が出ない人の3つのパターン
収納本や収納グッズを買って、自分なりにがんばっているのになぜ成果が出ないのか?
やる気満々で、やり方も間違ってはいないはずなのに、思うように片付かないと悩んでいる方は意外と多いようです。
「もしかして自分のこと……?」なんて思っている人は、次に挙げる「3つのパターン」にはまっているかも?
せっかくのやる気を無駄にしないために、少し立ち止まって考えてみると解決策が見えてくるかもしれませんよ。
パターン1「的外れ」
最も多いパターンが、そもそも取り組むべき方法が的を外れていることがあります。
どんなに頑張って片付けても間違った方向に突っ走っていたのでは、成果が出るはずはありません。
たとえば、「モノが散らかってしまう」という問題に対して「収納を増やせばモノがしまえる」と考えてしまうことはありませんか。
これを解決するためには「なぜ、収納が足りないのか?」というところから思考をスタートさせる必要があります。
原因は「収納に対してモノが多い」のかも知れませんし、「収納の使い方に問題がある」のかも知れません。
単純に収納を増やせば良いということではないのです。
このように「片付かない原因」を間違うと、その後の対処方法がずれたものになってしまいます。
まずは、
「家の中にはどのくらいの収納スペースがあるのか」 「中にはどんなモノが収納されているのか」
目の前の事実を洗い出して、そこから「何が問題なのか」ということを考えていきましょう。
パターン2「根回し不足」
言っていることも、やっていることも正しいはず、、、
ところが、「家族には不評」あるいは「自分が思い描いた通りに片付けてくれない」なんていうことはありませんか。
ここでドキッとした人は、「根回し」という言葉をどれだけ自分が意識しているか考えてみてください。
「家庭内で根回しなんて必要なの?」なんて思っているかもしれませんが、自分以外の人と暮らす場合は「認識の共有」は必須です。
家庭内にあるモノは自分だけではなく家族も使うモノであり、その収納場所、収納方法が変わるほど家族全員を巻き込みながら進める必要があります。
ただでさえ忙しい中、「自分は困っていないのにまたやり方が変わるなんてごめんだ」と思う人もいて当然ですよね。
自分の思いだけで勝手に収納を変えて、「使いやすくなったんだからみんなやってくれるだろう」は甘いのです。
家族には「使い終わったら、ここにしまってね」と事前に説明したり、わかりやすく目印をつけること。
なにごとも自分の気持ちだけではなく、相手のことを考えたうえで行動することが大切なんですよね。
パターン3「やる気があるのは自分だけ」
やるべきことは押さえているし、家族の根回しもできている・・・それでもなお、何かが空回りしている気がする。
そんな風に感じる人は、自分と家族との間に温度差がないか振り返ってみましょう。
「やる気」というのは個人によって異なります。
自身が感じる不便さ、メリット、興味、関心なども人によってさまざまです。
片付けたいと思っている人の多くが持っている悩みのひとつに「自分が思うように家族が協力してくれない」ということがあります。
当たり前ですが、生活は家族でするものです。
自分ひとりだけがやる気満々でも、家族がそれぞれが片付けてくれなければ成果にはつながりません。
特に「自分はこんなに頑張っているのに!」と怒りに似た感情を覚えるような場合は要注意です。
まずはいったん立ち止まって、「家族がどんな生活をしているのか」ということに注意してみましょう。
少し引いて自分と家族を客観視することで、どこがかみ合っていないのか見えてくるはずですよ。
まとめ
しっかり考えた上で適切と思われる方法を実行するのと、たまたま思いついた方法を実行していくのとでは、圧倒的に成果に差がつきます。
まずは、、、
①丁寧に考え ②家族に根回しをし ③家族との温度差に注意する
これが、片付けの成果を出す方法なのではないかなと思います。