介護は耐えるものではない。施設に入所しても家族として介護は続けられますよ
昨日は義父母が入所するホームへ行ってきました。
親を老人ホームへ 入居させるのは介護を放棄しているようで、「もう少し耐えてお世話をしてあげないと・・・」なんて思っているのは大間違い!
施設に入所しても、家族として十分介護は続けられますよ。
老後の暮らし方は自分で決める
自宅で介護をするのは本当に大変ですよね。
わが家も施設入所にあたっては、家族で色々葛藤がありました。
しかし、入所は父の意志でもあったんです。
もともと子供たちに迷惑は掛けたくないという考えの父は、母が車いす生活になって20年間、毎日食事を作ったり、洗濯をしたり、身の回りのすべてを父がやってきました。
おかげで私たちは仕事も続けられたし、時間にも振り回されることなく生活することができて、本当に父には感謝です。
そんな姿を見ていると、自分もそう遠くはない老後の生活をどんな風に暮らしていくべきかしっかりと考えなくてはいけないなと思います。
いざ、自分に何かが起こった時に考えるのではなく、いまのうちに自分の老後をどう過ごしたいか自分で決めておくこと。
モノを減らして日々の暮らしを整えておこうという気持ちとまったく一緒ですね。
できるだけ子供達に介護の負担を掛けたくないなら、いまやるべきことを先延ばしせずにひとつでも解決しておくことです。
施設に入所してからの関わり方
まずは介護している人が健康でなければ、介護は続きません。
時々、介護施設に関して悲しいニュースを耳にすることもありますが、良い介護をしてくれる所がたくさんありますよ。
わが家がお世話になっている施設も、それなりの制約はありますがスタッフのみなさんはととも穏やかな笑顔で接してくださいます。
施設には必ず毎週家族の誰かが面会にいきますし、外泊、外食もまめにしてます。
施設では食べられないものや読みたい本などの差し入れをしながら、家族揃ってたわいもない会話をするのが両親にとって一番の楽しみなんです。
もし24時間自宅介護をしていたら、そんな心の余裕は持てなかったかもしれませんね。
朝から夜寝るまで、すべてを手助けしてあげることだけが介護ではありません。
介護する方はいまできることを助け合いながら、そして、介護される方も気を遣わずに接してもらえる方がより良い介護に繋がるので花かなと思います。
わが家は施設でお世話になっているからこそ、こうして笑顔で毎週施設に通えるのです。
入所しても家族として介護は続けられる
まずは介護者が健康で余裕を持った生活をしないと、共倒れになってしまいますよね。
入所したからといって放ったらかしにするのではなく、入所して余裕をもらうからこそ、穏やかな時を一緒に過ごせているのだと思います。
介護する人が自分自身を大事にする事も、大切ですよね。
周りから「施設に入れるなんて・・・」と言われて迷っている方がいたら、ひと言伝えたい。施設に入所しても十分介護は続けられます。
介護する側もされる側も、幸せに過ごせることが一番です。
どうか、くれぐれもご無理のないように。