整理収納サービスは「片付けたい」と思っている人のためのもの。築50年賃貸アパートのお片付け
「単刀直入ですが、片付けで困っています。」
こんなメールをいただき、「すぐに行って差し上げねば!」と平日会社を休んで整理収納サービスに行ってきました。
整理収納サービスの依頼は一大決心⁉
整理収納サービスを依頼したいと思っても、初めての場合はすごく不安ですよね。
ホームページやブログを読んでなんとなく概要はわかっても、実際には一度も会ったことがない相手なわけですから不安になる気持ちもわかります。
私もこのブログでは、できる限り誇張せず自分の思っていることや、実際の現場の様子を正直にお伝えしているつもりなのですが、その内容が時には別の捉え方をされることがあります。
今回のお客様はこのブログを読んで連絡をくださったのですが、依頼した後に急に不安になってこんなメールを送ってこられました。
「お願いしている部屋はお世辞にもきれいではない部屋ですし、北側ですし、築50年近い木造アパートですし・・・」
ブログの現場事例に出てくる部屋と自分の部屋を比べて、こんな古い家に来てもらうのは申し訳ないと思われたようです。
でもね、私は高級マンションじゃなきゃ行かないとか、広いお宅にしか行かないとかをブログに書いたことはないんですね。
私が整理収納サービスの依頼を受けるポイントは、「本人が片付けたいと思っているかどうか」だけ。
片付けに悩んでなんとかしたいと思っている方なら、どんなに古いお家だろうが、散らかったお家だろうが関係ないんです。
恐らくお客様は、依頼のメールを送るのも迷って迷って迷って、、、やっとの思いで連絡してこられたんだろうなと思います。
その小さな勇気を無駄にしないように、一生懸命サポートさせていただきました。
引っ越して1ヶ月、段ボールが片付かない
まずは、一番のお悩みであるキッチンスペース。
最低限必要なのモノは出してありますが、引っ越しで持ってきた段ボール箱がほとんど開けられずにそのまま。
とりあえず、調理器具、食器、食品などを出して食器棚に収め、段ボール箱は処分です。
お客様のご希望で食器棚の向きを変え、普段使うモノはキッチンワゴンにまとめました。(写真手前のスペースを整理してワゴンは移動予定)
引っ越し後のサポートは段ボール箱の開梱
今回のメインとなる作業は、段ボール箱をとにかく減らすこと。
キッチンの隣にある6畳のお部屋には手つかずの段ボール箱が壁一面に積み上げられていましたので、いま必要のないモノは箱ごと収納に移動させました。
本当は細かく整理したいところなのですが、荷物が山積みで少しの空間しかない場合はスペースが狭すぎて段ボール箱を複数開けるのは無理。
まずは「作業スペースを作ること」を最優先に行い、空いたスペースでモノの分別を行いました。
中身を一つ一つ確認して「いま着る洋服や仕事で必要なモノ」など、当面使うモノさえ使いやすければ生活がスムーズになります。
そして、生活環境に慣れてきたら一旦避難したモノをまた細かく整理していく。
引っ越しの後はそうやって少しずつ生活を整えて行けばいいんです。
新しい一歩が踏み出せそう
作業しながら「こればここがいいです」「これは今は使わないです」とキビキビと動く姿は、「片付けで困っています。」というメールがうそのようです。
それは、ひとりではできないことでも誰かがそばにいてくれるだけでやる気が出るという証なのかもしれません。
初めは不安でいっぱいだったお客様でしたが、帰るときにはとても明るい笑顔で見送ってくれました。
整理収納サービスは「片付けたい」と思っている人のためのものです。
悩んでいるぐらいなら、まずは相談してみてくださいね。