なんでも「白」にこだわっていませんか?バカリズムさんの「白が人気」が面白い
先日、お笑い芸人のバカリズムさんがTVで歌っていました。
アップテンポな曲で、とにかくその歌詞が耳に残ります。
「白が人気」とは
具体的なアイテムは限定していませんが、”とにかく白が人気で10日待ちらしいよ”という歌詞をひたすら繰り返している歌です。
バカリズムさん曰く、「みんなに元気を与えそうなメロディに、これと言って何も与えない歌詞を乗せた素敵な曲です」とのこと。
歌を聴いて感動するとか、元気が出るとか、勇気が出るという意図はなく感性の趣くままメロディに歌詞を乗せたような感じです。
でもね、その視点が時代にマッチしていてとても面白いんですよ~。
いまや「白」は各業界で大人気
ファッション業界でも「白を基調としたモテファッション! さらりと着こなす愛されホワイトコーデ術」と特集が組まれるほど「白」は鉄板のアイテム。
シャツ、パンツ、スニーカー、どこかに白を取り込むとおしゃれ感もアップしますよね。
特に大人の女性は、白い洋服を着て写真を撮るとレフ版のような役目を果たしてくれるので、お助けカラーでもあります。
そんな「白」は片付け業界でも大人気。
カゴ、ファイルケース、キッチングッズに収納を仕切る小物まで、ぜーんぶ「白」というおうちが少なくありませんよね。
色味が統一されているだけで部屋がすっきり見えるので、それはそれで効果的。
雑誌でも、キャビネットを開けると白い収納ケースが床から天井までビシーっと並んでいる写真が出てきますが、これこそが「白」人気に大きな影響をを与えているんじゃないのかな。
白だけが素敵なのではない
色はあくまでも個人の好みです。
みんなが「白で揃えると素敵」と思ってしまうから、白だけ在庫がなくなっちゃうんじゃないでしょうかね。
実際、100円ショップへ行くと人気の商品は白だけが売り切れなんて言うことも珍しくないので、みんな買ってるんですよね。
歌の中には、白は「飽きがこない」「流行り廃りない」「当たり障りない」と出てきますが、結局人気というのはみんなが同じモノを持っているということです。
「シンプルで白が好きなの!」という方には余計なお世話かも知れませんが、冷静に考えると「特徴がない」とも言えますよね。
なんでもかんでも白にすればいいのではなくて、”揃える”ということが大事。
黒でも茶色でもいいんです。
なのにみんな白を買いたがる。
この曲は「そんな風潮を皮肉っているのかな?」な~んて思っちゃいました。
バカリズムさんって発想が豊でホント面白いですよね。
MVも思わず笑っちゃいますよ。