ためないブログ

片付けが苦手な方のお手伝いをしています。

みんな悩んでる?奥行きのある棚の収納方法

たっぷり奥行きある収納はたくさんモノがしまえて便利ですが、奥が深いことで使いにくくなってしまう場所でもあります。

私が伺ってきたお客様のお宅でも、「奥行きがありすぎてうまく収納できない」と悩んでいる方が多くいらっしゃいました。

その奥行きと高さを使いこなすためのヒントをお伝えします。

奥が見えるようにすること

今回ご依頼をいただいたお家の棚は、キッチンの横にある細長くて奥行きのある棚収納。

10か月の赤ちゃんのオムツやミルク、ガーゼ、靴下などが、適当に詰め込まれていました。

一番下には段ボールの上に生活雑貨が無造作に置かれ、紙オムツも斜めになってちょっと使いにくそうですですね。

どのようにモノを置けばいいのか?

どんな収納を使えばいいのか?

いろいろやってみたけれどうまくいかず悩んでいたそうです。

まずは、モノを区別することからスタートですね。

ここになくて良いモノは移動する

動線の良い場所にある収納なのに、上段には出番の少ないスーツケースが入っていました。

お話を聞くと、使うのは3か月に1回ぐらいとのことでしたので玄関横にある収納スペースに移動。(ピッタリの空きスペースがありました)

更に、紙袋に入っているモノも一つ一つ見ていくと、ほとんど必要のないモノばかりだったので単純に必要不必要を区別してモノを減らしました。

段ボール箱の中には大切な思い出のモノが入っていて整理をする予定とのことでしたので動かさずに置いておきます。

奥が見えるように収納する

こういった奥行きのある収納は、手前にばかりモノを置いてしまい奥は使われずにそのままになってしまうので、できるだけ奥まで見えるような置き方にするといいですね。

例えば、奥のモノを手前に引き出せるように収納ケースを利用したり、手前と奥を分割して収納する方法です。

今回は後で収納ケースを買いに行くとのことでしたので、収納の前に立って奥まで見渡せるように配置し、購入アイテムのアドバイスをさせていただきました。

こんなに余裕のある収納だったんですよね。

無理に引き出しを使わない

実は、同じタイプの収納が洗面所にもありました。

市版の収納ケースを置いてありましたが、引き出しが開かない状態のまま生活されていたんですね。

少しだけ開く引き出しに手をつっこんで下着やタオルを取り出すという、イライラが爆発しそうなスペースを改善するために、この中の透明な引き出しだけを利用することにしました。

アフターがこちら。

わかりますかね~?

棚の手前に透明の引き出しを横にして使っているんです。

こうすれば、引き出さなくても全体が見えて使いたいモノがすぐに取り出せます。

奥には予備の下着や着替えを置いているので、手を伸ばせばいつでも出せるようになりました。

奥行きのある棚ってなかなか使いこなすのが難しいかもしれませんが、ちょっとした工夫で使いやすくもなります。

いろいろなテクニックを参考に改善してみてくださいね。

【収納】奥行きの深い収納を使いやすくするには LIMIA